みなさま、こんにちは。
あっという間に3月ですね!
毎年この時期は確定申告の作業に追われていて、いつもモヤモヤした気持ちで過ごしているのですが、今年は私にしては早めに、もう申告も済ませたので、スッキリした気分で毎日を過ごせています。毎年、年末になると確定申告のことが頭をよぎって、期限間際までの2ヶ月半ほどを焦る気持ちで過ごしてしまうんですが、今年は早めに提出したおかげで、頭の中から確定申告のことを取り除くことができました。おかげでもっとやるべきことに意識を向けられそうです。ついつい後回しにしてしまいがちなことは早めに片付けることが重要ですね。来年は今年よりも早く申告することを目標にします!
さて、今日のタイトルですが、何のことか分かりますか?
チェルシーとはよくご存知のあのキャンディのことなのですが、今月末で販売終了となるそうです。売上減少による収益性の悪化が理由だそう。
チェルシーの歴史はなんと53年ということで、誰でも一度は口にしたことがある、長く愛されたまさに国民的なキャンディなのではないでしょうか。
私も幼い頃から何度も口にしてきたので、今でもその味が心に残っています。
バター、コーヒー、ヨーグルトと3種類の味があって、私はバター味が大好きだったなぁと懐かしく思い返していたのですが、そのほかにも抹茶ミルクやトロピカルフルーツなど、時代ごとに新しい味がいくつも出ていたようです。それは知りませんでした。それだけ長い間、チェルシーに関心を向けていなかったのですね。
3月末に終売とあって、巷では最後にチェルシーを味わいたいという人たちの声で溢れていました。いつもそばにあると信じて疑わなかったものや、大切な思い出を共に紡いできたものが失われることになった時に、こうして多くの人の惜しむ声が出るのは自然なことですね。静かに姿を消すよりも、たくさんの人に惜しまれてその歴史に幕を下ろす方が、美しい終わり方だと私は考えていましたが・・・。
あるニュースを聞いて、こういう終わり方もまた美しいのかもしれないと思ったことがありました。それがもう一つのタイトルにある「シャンゼリゼの映画館」です。
それはシャンゼリゼ通りにある映画館GAUMONT(ゴーモン)が2023年12月に90年の歴史に幕を下ろし、閉館するというものでした。入場者数の減少で映画館が閉館するのは珍しいことではないと思います。それがたとえ90年という歴史をもったものであっても。私が驚いたのは、その最後の日を報道したニュースでした。
長い歴史に幕を下ろすその日、一体どれほどの人がその映画館を訪れたと思いますか。
何と・・・
その人数とは・・・
10人です(えっ?!)
こういう時、最後は入りきらないほどの人で埋め尽くされて有終の美を飾るイメージがあったのですが、思いのほか少ない人数で最後を迎えたことに驚きました。
ただ、ひっそりと最後を迎えることにも美学があると言えます。その理由はいくつかありますが、まず、静かな終わり方は優雅で穏やかなものと見られることがあります。騒がしさや派手さがなくても、静かにその役目を終えることは、余韻を残して心に響くことがあります。
また、静かに終わることで、多くの人々に自分の感情や思い出を整理する時間を持ってもらうことができます。
さらに、静かな終わり方は、自然の流れに沿ったものでもあります。人生や歴史において、すべてが騒がしく派手に終わることはありません。時には静かな落ち着きを持って、静かに去ることが、適切な終わり方かもしれません。
多くの人に惜しまれる賑やかな終わり方、静かにひっそりとした終わり方、どちらにも異なる価値があり、異なるかたちで人々に意義を与えます。だからどちらも美しく感じるのかもしれませんね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
どうぞよい一日をお過ごしください。