みなさま、こんにちは。
前回お話したブルーピリオド展。
今日は実際に行ってみた感想をお伝えしますね。
異世界への誘い
『ブルーピリオド展』が開催されるのは大阪南港ATCギャラリー。
メトロを乗り継ぎ、乗り継ぎやって来た見慣れない風景に、ちょっとした小旅行気分です。
こうした非日常さが、新しいアートとの出会いへの期待を高めます。
ブルーピリオド展とは
『ブルーピリオド展〜アートって才能か?〜』と題されたこの展覧会は、漫画『ブルーピリオド』の世界を、漫画の枠を超えてさまざまな方法で体験できる特別な空間です。
私はこの展覧会に行くことに決めてから『ブルーピリオド』を知ったのですが、主人公の八虎が美術に出会い、人生の喜びを感じたように、私もアートの可能性や魅力を、また新たな視点から感じ取れるかもしれないという期待を胸に抱いていました。
会場の構成
この展覧会で扱うのは、大学受験までのストーリーです。また、作者のコーナーと夏に公開予定の映画を特集したコーナーもありました。
会場内部は、高校の美術室を連想させるシンプルな造りで、主人公の生きた『ブルーピリオド』の世界に足を踏み入れたような感覚に包まれます。
世界観をそのまま再現
展覧会には『ブルーピリオド』に出てくる『絵』の展示もたくさんありました。アニメで見ていた時には二次元だった世界が、目の前にリアルに広がっている不思議さに、何ともいえない感動を覚えました。
森先輩の天使の絵や、八虎のお母さんの後ろ姿の絵など、原作ファンにはたまらない展示が多く、まるでブルーピリオドの世界が実在しているかのような不思議な気持ちでした。
そして「買いつけごっこ」。参加型の展示って面白いですよね。
あまりネタバレになってはいけないので、私が買いつけたものをご紹介するに留めておきます。
そして、こんなものもありました。
合格発表!
そういえば、入場チケットが受験票だったんです。ちなみに私の受験票は世田介くんのものでした。
八虎の番号「52」がちゃんとありますよ!
そして、世田介くんの番号もあります!
予備知識は必要か?!それとも・・・
ところで皆さんは美術鑑賞をするときに、音声ガイドを利用されますか?
美術鑑賞に予備知識を持っていくべきか、それとも知識を持たずに臨むべきか、悩むことがあります。
個人的には、予備知識を持って臨むことが良いと考えています。
なぜって、その方が鑑賞をより深く楽しむことができるからです。
例えば、今回のブルーピリオド展でも、あらかじめ作品や登場人物の知識を得てから鑑賞することで、作品や展示の背景や意図を理解しやすくなりました。それによって、より多角的な視点から作品を鑑賞し、感じることができました。
ただし、全く無の状態から臨んだ場合も、自分の感情や直感に従って作品と向き合うことで、新たな発見や感動を得ることができるでしょう。なので、どちらが良いかは個々の鑑賞スタイルや目的によって異なると思います。
さて、音声ガイドですが、私は極力利用するようにしています。
今回のブルーピリオド展では、2種類の音声ガイドがありました。通常は1種類ですよね。2種類のうち一つは、アニメ版で登場人物を演じられた4人の声優さんが、その登場人物のままガイドされているもの。そしてもう一つは、麒麟の川島さんのガイドでした。
すごく迷って川島さんの方にしました。ええ声〜なんですよね。
原作のファンだという川島さんの熱い想いも聞きつつ、自分の知識だけでは広がらなかった世界が広がって、鑑賞がより有意義なものになりました。
アートって才能か?に対する答え
「アートって才能か?」
この言葉は、才能がないのに好きなことに挑戦するのは無駄なことなのか?という問いかけだと思うのですが、
ブルーピリオドの物語が示すように、
「好きなことに人生の一番大きなウェイトを置く これって普通のことじゃないでしょうか」
これがその答えなんだと思います。
何かに情熱を注ぐことって、誰になんと言われようが夢中で自分の熱量を全部ぶつけてしまうことなんですよね。
映画の公開が待ち遠しい!
アニメにハマり、展覧会でもすっかりブルーピリオドの世界に引き込まれてしまった私ですが、夏に公開される映画もハマる予感しかありません!
いったいどんな美術の世界や、それに向かっていく若者たちが描かれるんでしょうか。公開がとても楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください。