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軌跡をたどる〜セルジュ・ゲンズブール美術館〜

みなさま、こんにちは。

今日は先日のパリ滞在時のお話をしたいと思います。

私は、来年1月25日グランドオープンするGalerie La Tendresseで扱う商品の最終確認などを兼ねてパリへ行っていたのですが、仕事の合間を縫って、大好きな美術館巡りもしてきました。
今回訪れた美術館のひとつ、セルジュ・ゲンズブール美術館についてご紹介します。

セルジュ・ゲンズブールはフランスの俳優であり、歌手、作詞家、映画監督でもありました。ジェーン・バーキンのパートナーだったと言ったほうが女性にはピンとくるかもしれませんね。
その彼が22年暮らしたメゾン(邸宅)がパリ7区にあるのですが、その彼の邸宅の公開が今年の9月に始まり、併せてミュージアムもオープンしました。

ゲンズブールの家は、公開前からよく訪れていました。といっても、外観を眺めるのみでしたが。
大好きなサンジェルマン・デ・プレ界隈にあり、ファンが書いたイラストなどで埋め尽くされたメゾンの外壁は、7区の静寂を打ち破る奇抜さがありましたが、それとともに、妙に街並みに溶け込んでいる不思議さもありました。

こちらは2018年夏のゲンズブールの外壁画。これ自体が芸術作品ですね。

こちらは2019年冬のもの。

そしてこちらが現在のメゾンの外観。

その邸宅が一般公開されるというニュースを聞いて、とても楽しみにしていました。ちょうど今年の2月の渡仏時にはオープンしていた予定だったので、もちろん訪問する気満々だったのですが、当初の予定より工事が遅れていて前回の渡仏時にはまだ工事中でした。結局半年ほど遅れたのですよね。フランスあるあるですね。

今回の渡仏時には必ず、と思っていたものの、私が行けそうな日時はすでに埋まっていました。
ミュージアムの方は空きがあったので、ひとまずミュージアムのみ予約をして、メゾンはまたの機会の楽しみにとっておくことにしました。

ミュージアムはメゾンの向かいにあります。

Maisonとありますが、こちらはミュージアムになります。

ミュージアムはチケットなしで入れるカフェバーとショップを併設しているので、ミュージアム客と分かるようにか手の甲にゲンズブールの横顔スタンプを押してくれます。

洗ってもなかなか消えないスタンプでした。

ミュージアムはゲンズブール直筆の原稿だったり、写真だったり、彼の生み出すものやその背景が細かな説明とともに展示してありました。

私は現役時代の彼を知っていたわけではないのですが、フランス文化にハマっていく段階で知り、独特の表現スタイルにとても惹かれていきました。
うまく表現できませんが、単純に「かっこいい!」と思います。

ミュージアムを抜けると自動演奏のピアノの音が流れる素敵なカフェバーの空間が広がっていました。
Instagramに動画を公開しているので、よかったらこのサイトの下段のInstagramのロゴから飛んでご覧になってください。

実はこちらのカフェバーでランチでも、と考えていたのですが、オープンすぐの時間に行ったのと、何だかこの空間で一人でお食事をいただく勇気がなくて、またの機会にしようと出てきました。
カフェで提供されるお料理はサンドイッチなどの軽食ですが、そこはさすがパリ。公式サイトを事前に確認していたのですが、とてもおしゃれなビジュアルです。おしゃれな空間でのおしゃれランチは次回まで持ち越しとなりました。

ショップにはオリジナルグッズやレコードがたくさん並んでいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

本日も良い1日をお過ごしください。

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